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​事業資金の調達

  • 「おカネに色はついていない」は間違い

世間では、「おカネに色はついていない」と言われますが、そんなことはありません。

そんな風に考えるから、資金繰りの破綻を招く。そもそも単なる資金繰り手当ては事業資金調達とは言いません。

単なる資金繰りとは、おカネが不足すれば調達、余れば運用というように、出口しか見ていないやり繰りです。彼はおカネの使い方を知らないのです。

そう、おカネの使い方を知っているのが事業資金調達、おカネの過不足に出口対応しか採らないのを単なる資金繰り手当てといいます。

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  • 小遣いせがまれたら、必ずきく「何につかうのか?」と

子供に小遣いをせがまれた時のことを想像してみてください。「そんな金、いったい何に使うのだ」と必ず使い道をきくでしょう。

単に、「今、お金が足りないから欲しいのだ」と言われたら「じゃあ、やらない!」と。

そうではなく、「夏休みの自由研究で日本経済の現状を調べてみたいから、参考図書を買うのだ」なんて回答が返ってきたらどうでしょう。「そうか、頑張れよ。将来、偉くなってお母さんやお父さんを楽にしてくれ」と励ますのではないでしょうか。

但し、彼にそんな力がないなら「お前がそんなこと考えたって無駄だ」と一笑に付すかもしれません。

  • 銀行の融資審査はおカネの使い道で決まる

つまり、こういうことです。

単なる不足補充では、言下に否決。使い道が健全なら、

実現可能性と果実の検討、しかる後にお小遣い支給という

段取りが踏まれます。

これはそっくりそのまま銀行の融資審査に当てはまります。​​

  • 事業資金調達とは

事業のどの部分にどのように資金を投入するかという資金の使い道を資金使途といいます。

資金使途を第一に考え、実際の資金調達に関連して発生しそうな様々なリスクを想定して対策を考え、それらを踏まえた上で適切な調達手段を選択する一連の手順を事業資金調達といいます。

機会があれば、これらを踏まえて以下の2つをお手伝いしたいと思います。

(1) 事業に活かす資金の使い方を考えるお手伝いをします。

事業が成功して採算を維持していくためにはその事業の仕掛けが確かなものでなければなりません。

採算に乗らないのは仕掛けに部分的な不足があるからです。有形無形の部品が足りないのです。そこを特定して部品を補うために事業資金を投入します。

不足部品の特定と、部品を揃えて行う事業の仕掛けの組立をお手伝いします。

(2) 次に、借入申請と銀行を納得させる説明をお手伝いします。​

借入申込には、

第1に事業の仕掛けの確かさ、

第2に正確な財務計画への翻訳が必要です。

銀行を説得するために必要なこの2つを組み立てるお手伝いをします。

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