かな経営研究所 金森 亨
経営コンサルタント
事業性評価、事業の確かさ診断
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変わろうとしているのに、過去3期分の決算書だけで企業を見るな
今までと同じ事をしていたのでは生き残ることが出来ないという危機感を持っているなら、変わりたいと思うでしょう。
でも、どう変わりたいのかを思い描いて説明しようとすると、銀行はすぐ「まず、過去3期分の決算書を持ってきてください」と言われる。これからの話をしようとしているのに、なんで過去の財務が要るんだ・・・・と思いませんか。
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継ぎ変わろうとしているのに、過去の業績だけで企業を見るな
せっかく変わろうとして計画を立てているのに、すぐ過去の業績をきかれる。
今までと同じでは好調な業績を維持できない。悪い業績を改善できない。そう思うから変わろうとしているのに、なぜ他人は過去ばかりに囚われるのか・・・と思いませんか。
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これからやろういとしている事業の価値をもっと見てほしい
何故今までと同じではいけないのかを理解する為に
過去の財務や業績は参考にすべきです。
これからやろうとしている事業は今までとどのように違い、
その結果将来の財務にどのような良い結果をもたらすかを診る為です。
しかし、過去財務・業績を将来を占う判断材料にしてはいけません。
将来を決めるのはあくまで事業の確かさです。
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事業の確かさを測る方法がある
事業の確かさは、事業の仕掛けとその財務への反映で診ます。
その方法は事業性評価を打ち出している金融庁も
はっきりとは言いません。しかし確かにその方法はあります。
(1) 経営資源の活用状況を振り返るお手伝いをします。
まず、市場へ提供する価値(製品やサービス)は適切か、標的としている市場は適切かを診ます。そのうえで、提供価値をどのように創り出し、どのように市場に届けるかを経営資源の活用状況などから振り返ります。
(2) それを財務に反映して事業の確かさを確認するお手伝いをします。
事業の確かさがどんな結果となって現れるかは財務を見る必要があります。
かといって、財務は決して鉛筆舐め舐め、つじつま合わせのように作ってはいけません。
標的とする市場や提供価値、経営資源の活用状況などをきちんと反映しなければ事業の確かさも判断できないからです。